78CDR-3428
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
シューベルト:アンセルモの墓にて 作品6-3, D.504
ティアナ・レムニッツ(ソプラノ)
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
英 DECCA LY6141/2 & CA8253 独 POLYDOR 57084/5 & 57028と同一録音
(1936年4月6日=03 & 05 、1937年4月10日=01、 4月12日=04、 4月24日=02 & 06 録音)
ティアナ・レムニッツ(1897-1994)ドイツのソプラノ。ハイルブロン歌劇場でデビューし、その後アーヘン(1922-28)、ハノヴァー(1928-34)、ドレスデン(1928-34)などの歌劇場に出演した。1934年にベルリン国立歌劇場のメンバーに抜擢され1957年まで在籍した。その間ミュンヘン州立歌劇場やウィーン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭にも出演した。また1936年にはロンドンのコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ、ブエノス・アイレスのテアトロ・コロンにも出た。メトロポリタン歌劇場には1938年に出演している。ピアノのミヒャエル・ラウハイゼン(1899-1984)はドイツのピアニスト、伴奏者としてエルナ・ベルガー(1900-1990)、エリーザベト・シュヴァルツコプフ(1915-2006)ほか幾多の名歌手の伴奏者をつとめた。1933年からドイツ語歌曲のすべてをレコードに録音することを企画し、そのため1940年にベルリンのドイツ帝国放送局の声楽・室内楽部の部長に就任。戦後これがナチス協力に問われ、数年間の活動禁止を命じられた。レムニッツはオーケストラ伴奏(ロベルト・ヘーガー指揮)の同曲がLPで出ていた(米 URANIA 7019)。