78CDR-3423
モーツァルト
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
ロマンス変イ長調 K.Anh.205
アイリーン・ジョイス(ピアノ)
英 COLUMBIA DX 1011/2(K.576)、DX 1034/5(K.332 & K.Anh.205)
(1941年5月6日(K.576)、8 月29日(K.332)、9 月8日(K.Anh.205)録音)
アイリーン・ジョイス(1908-1991)はオーストラリア生まれのイギリスのピアニスト。オーストラリア西部に楽旅したヴィルヘルム・バックハウスがジョイスの演奏を聴きライプツィヒ音楽院を薦めた。その後ロンドンの王立アカデミーに入りトバイアス・マッセイに師事した。1930年にロンドンのヘンリー・ウッド・プロムナードコンサートでプロ・デビューし、翌年ソロ・リサイタルも開いている。その後順調に進み1930年代から1940年代には人気が絶頂に達1947年のベルリン・フィルと共演したとき、ドイツの高名な評論家は彼女をクララ・シューマン、ゾフィー・メンテル、テレサ・カレーニョになぞらえた。また1950年のアメリカ公演ではアーヴィング・コロディンは彼女を世界最高の知られざる演奏家だとほめた。1950年代になって名前を知られるようになり、映画「逢いびき」のサウンドトラックでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾いていたのは彼女だった。その他の映画にもにも出演した。この70年前のレコーディングは聴き手を不思議な世界に誘ってくれる。ピアノ愛好家の必聴盤。
####2013-03+05
2013年3月新譜 5点