33CDR-3412
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(1)
ソナタ第1番ト短調 BWV 1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV 1002
ソナタ第2番イ短調 BWV 1003
ロルフ・シュレーダー(ヴァイオリン)
米 COLUMBIA ML4743/4A
(1952年9月フランス、ギュンバッシュ、アルザス、パリッシュ教会録音)
ロルフ・シュレーダー(1901-)のカーヴド・ボウ(彎曲弓)による録音。カーヴド・ボウはアルバート・シュヴァイツァー(1875-1965)が1903年にその著書「ヨハン・セバスティアン・バッハ」の中で提唱した2本、3本、4本の弦を同時に弾くために考案された弓で、1933年にロルフ・シュレーダーの手で組み立てられた。これによってバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータの複数弦を楽譜通り同時に鳴らすことが可能になり、ロルフ・シュレーダーは自らその手本として録音したものがこの2枚のLP。シュレーダーはこのバッハのみで他のヴァイオリン曲の録音は何もなく、詳しい経歴も不詳である。なおここに収録されているパルティータ第1番ではDoubleは1曲のみで、他のDouble 3曲は演奏されていない。