33CDR-3407
アルベニス:イベリア(1)
第1集
喚起(エボカシオン)
港(エル・プエルト)
セビーリャの聖体祭
第2集
ロンデーニャ(ロンダ地方の舞曲)
アルメリア(タランタ舞曲のリズムによる)
トゥリアーナ(セビーリャの町はずれ)
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
仏 VEGA C 30 A 127
(1956年パリ録音)
イヴォンヌ・ロリオ(1924-2010)はパリ音楽院でラザール・レヴィ(1882-1964)に師事、大戦で中断後マルセル・シャンピ(1891-1980)のクラスで1943年に一等賞を得た。音楽院ではピアノの他に和声学と楽曲分析を後に結婚した作曲家のオリヴィエ・メシアン(1908-1992)に、作曲をダリユス・ミヨー(1892-1974)に師事した。ロリオは14歳でバッハの平均律クラヴィーア全曲、ベートヴェンの32のピアノ・ソナタ、ショパンの全ピアノ作品とモーツァルトの22曲のソロ・ピアノ協奏曲をレパートリーにしていた。音楽院卒業後作曲家メシアンのピアノ曲はすべてロリオによって初演された。1967年から89年の長期にわたってパリ音楽院の教授をつとめた。レコード録音も多く、12のフランス・ディスク大賞を得た。このアルベニスはその一つである。ロリオはこのシリーズでバッハの「シャコンヌ」(78CDR-3186)が出ている。ロリオが22歳の時のSP録音。