33CDR-3402
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
米 COLUMBIA ML 4693(MONO)
(1953年2月23日(40番)、1953年1月5日(35番)ニューヨーク30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1896年ハンブルク歌劇場で指揮をした時、音楽監督を務めていたグスタフ・マーラー(1860-1911)に出会い交友を深めた。その後ワルターはバイエルン国立歌劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ウィーン国立歌劇場などの楽長、音楽監督を歴任した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を避けてウィーンからフランス、スイスを経てアメリカに逃れた。この録音はアメリカ時代の初期にニューヨークで録音された。ワルターはステレオでもこの2曲を録音しているが、このモノ録音は圧倒的に優れている。