33CDR-3395
モーツァルト:
クラリネット協奏曲イ長調 K.622(第1楽章終結部に原盤ノイズ)
フリーメーソンのための葬送音楽 K.477(479a)(原盤ノイズ)
フランソワ・エティエンヌ(クラリネット)
モーリス・エヴィット指揮エヴィット室内管弦楽団
仏 LES DISCOPHILES FRANCAIS 2
(1941年6月パリ録音)
フランソワ・エティエンヌ(1901-1970)はフランスのトゥーロンに生まれたクラリネット奏者。生地の音楽学校で学んだ後、パリ音楽院でプロスペル・ミマール(1859-1918)に師事し1919年に一等賞を得た。1926年にオペラ座のクラリネット奏者となり1964年まで約40年間ーその地位にあった。その間パリ音楽院管弦楽団にも席を置き1933年にソロ・クラリネット奏者に任命された。この録音は1941年6月に78回転SPレコード4枚に録音されたもので最初期のLPに転写された。再録音は1952年に同じエヴィット管弦楽団と行なわれたので混同されている。指揮者のモーリス・エヴィット(1884-1971)は元カペー弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者。1928年リーダーのリュシアン・カペー(1873-1928)の急逝でエヴィット四重奏団(1928-30)として引き継いだ。その後アメリカでクリーヴランド四重奏団を組織(1930-34)、フランスに戻りエヴィット四重奏団(1935-39,1946-49)を作った。一方でエヴィット室内管弦楽団を組織し活躍した。