78CDR-3376
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調作品96「アメリカ」
ブダペスト弦楽四重奏団
エミル・ハウザー(第1ヴァイオリン)
イムレ・ポガニー(第2ヴァイオリン)
イシュトヴァン・イポリ(ヴィオラ)
ハリー・ソン(チェロ)
米 VICTOROLA 9069/71(英 HMV D1124/6と同一録音)
(1926年2月2日ロンドン録音)
※復刻はオリジナルの回転数のままで行なっています。
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年、ブダペスト歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成された。そのオリジナル・メンバー(第2ヴァイオリンだけは2代目)による電気録音最初期のもの。1930年代になってからリーダーはロシア人のヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)になり、他の奏者も全員ロシア出身の音楽家に代り、20世紀半ばに活躍した偉大なる弦楽四重奏団になった。その団体の原点にあたるオリジナル・ブダペスト弦楽四重奏団は同じハンガリー出身のレナー弦楽四重奏団を追ってHMVレーベルに登場。軽やかな足取りの爽やかな演奏スタイルが、後年のロイスマン時代とは異なる。希少な室内楽録音の登場である。