78CDR-3363
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」作品42
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
室内楽団
英 PARLOPHONE RO20090/93
(1928年11月10日ベルリン録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツのソプラノ。ペルレベルク生まれ。ベルリンで勉強した後、1910年にハンブルク歌劇場でワーグナーの「ローエングリン」でデビュー、1914年にはウィーン宮廷歌劇場にデビューした。彼女はリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」、「影のない女」、「インテルメツッオ」、「アラベラ」のウィーン初演に出演した。また「ばらの騎士」のマルシャリン役での録音もある。レーマンはオペラ歌手としてだけではなく歌曲を得意とした。ここではピアノ伴奏部を室内オーケストラに編曲してある。これはマイクロフォンを使用しなかった機械式録音のなごり。ピアノだけでは寂しい音だったからだ。レーマンはこの録音時40歳、彼女は1941年にブルーノ・ワルターのピアノでこの曲集を再録音した。レーマンはこのシリーズでシューベルト:「冬の旅」(全曲)(78CDR-3049 & 3049)、シューベルト:「美しき水車屋の娘」(全曲)(78CDR-3079)、 R. シュトラウス:歌曲集(78CDR-3348)が出ている。