78CDR-3347
ラヴェル:ツィガーヌ
ショパン(ロディオノフ編):ノクターン第20番嬰ハ短調遺作 Eng. HIS MASTER'S VOICE DB 6907/8
ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
スカルラテスク:バガテル Eng. HIS MASTER'S VOICE DA 1871
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲(はかなき人生)
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート Eng. HIS MASTER'S VOICE DA 1865
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
ジャン・ヌヴー(ピアノ)
(録音: 1946年3月26日01-04, 8月12-14 日05-08, ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ)
ジネット・ヌヴー(1919-1949)はアメリカへの演奏旅行に向かう航空機事故で30歳の生涯を終えた。ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に手ほどきを受けた後、11歳でパリ音楽院のジュール・ブーシュリ(1878-1962)のクラスに入り、8カ月後に一等賞を得た。8カ月は50年前にヴィエニャフスキ(1835-1880)が打ち立てた記録と同じだった。ヌヴーはその後ベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)のもとで研鑽を積んだ。1935年ワルシャワで開かれたヴィエニュフスキ・ヴァイオリン・コンクールに16歳で参加し、180人の競争者に勝ち抜き優勝した。その時の第2位はソ連から参加した27歳のダヴィド・オイストラフ(1908-1974)だった。この録音は第2次再開大戦後のSPレコード録音期末期にロンドンで録音されたもの。このシリーズでヌヴーのSP録音は最初期のものを除きほとんど出ている。