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ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
U.S. COLUMBIA MS-6012(No.6)& U.S. COLUMBIA MS-6055(No.5)
(録音:1958年1月13、15 & 17日(田園)、1月27 & 30日(運命) ハリウッド、アメリカン・リージョン・オーディトリアム)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、その後指揮者に転向した。1894年ケルン市立歌劇場でデビュー、1896年ハンブルク歌劇場へ移った。そこで音楽監督だったグスタフ・マーラー(1860-1911)と出会い交友を深めた。ワルターは以後ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などの楽長、音楽監督を歴任。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団も指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を避けてフランス、スイスを経てアメリカに逃れた。この録音はステレオ録音が開発されたのを期に引退していたワルターを起用して録音が挙行されたもの。録音当時ワルターは82歳だった。復刻はLPから最良の音を引き出すことを試みた。