33CDR-3326
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
(カンデンツァ:エルンスト・フォン・ドホナーニ)
エルンスト・フォン・ドホナーニ(ピアノと指揮)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
英 Columbia L2315/8
(1928年6月28日録音)
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はオーストリア=ハンガリー帝国のポジョニュ(スロヴァキア語名ブラティスラヴァ)生まれ。ブダペスト音楽アカデミーを卒業後、1897年オイゲン・ダルベルト(1864-1932)のレッスンを受けた後ピアニストとしてデビューした。ヨアヒムの招きでベルリン高等音楽院で教鞭をとった(1905-1915)。その後祖国に戻り、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、音楽アカデミー院長をつとめた。第2次世界大戦後はアメリカに移住し、作曲家として活躍する一方、フロリダ州立大学で教鞭をとった。この録音は電気録音の初期のもので、自ら音楽監督を務めたブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した、いわゆる"弾き振り" によるモーツァルトの協奏曲の初めての録音。現在指揮者として活躍するクリストフ・フォン・ドホナーニ(1929-)は孫にあたる。