78CDR-3299
夢の後に/ニノン・ヴァラン
(1)エレジー(Massenet) Fr.Odeon 238.030A(Rec. 11 May 1936)
(2)トゼリのセレナード(Toselli) Fr.Odeon 238.030B(Rec. 11 May 1936)
(3)秋(Faure) Fr.Pathe PG60A(Rec. 1934)
(4)夢の後に(Faure) Fr.Pathe X93081A(Rec. 1929)
(5)グリーン(Debussy) Fr.Odeon 188.595A(Rec. 3 July 1928)
(6)マンドリン-操り人形(Debussy) Fr.Odeon 188.595B(Rec. 3 July 1928)
(7)至福の時(Reynaldo Hahn) Fr.Odeon 188.579A(Rec. 31 March 1928)
(8)歌に翼ありせば(Reynaldo Hahn) Odeon 188.579B(Rec. 31 March 1928)
ニノン・ヴァラン(ソプラノ)(1-8)
ピエール・ダルク(ピアノ)
J.フォール(チェロ)(1-2)
モーリス・フォール(ピアノ)(3)
J.アンドルフィ(ピアノ)(4)
ギュスタヴ・クローエ(ピアノ)(5-6)
ピアノ伴奏(7-8)
ニノン・ヴァラン(1886-1961)はフランスのソプラノ。最初リヨン音楽院、続いてパリ音楽院学んだ。最初はオペラ歌手になる意志はなく、声楽家として舞台に立つことを考えていた。1911年ドビュッシー(1862-1918)の神秘劇「聖セバスチャンの殉教」の初演にエリゴネ役に選ばれ、1914年にはドビュッシーの「ステファヌ・マラルメの三つの詩」の初演を行った。その後オペラ出演を説得され主要なオペラの主役を40年間に渡って演じた。SPレコードにはシャルパンティエ(1860-1956)の「ルイーズ」(1935 年ビゴー指揮抜粋)やマスネ(1842-1912)の「ウェルテル」(1931年エリー・コーエン指揮全曲、ジョルジュ・ティルとの共演)がある。ヴァランはオペラ出演の傍らパリのミュージックホール「アランブラ」にも出演したこともあり、これが人気を広めた。ここに集めた9曲は初めての人にもヴァランの魅力を伝えることを意図して選曲した。SPレコードならではの声の良さが聴ける。