78CDR-3294
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第5番イ長調作品1-14
カール・フレッシュ(ヴァイオリン)
フェリックス・ダイク(ピアノ)
日 POLYDOR 90004/6(独Polydor 67179/80 & 67178 と同一録音)
(1936年2月26日=モーツァルト、2月25日=ヘンデル、パリ録音)
カール・フレッシュ(1873-1944)はハンガリー出身のヴァイオリニスト。ウィーンで学んだ後、パリ音楽院でマルタン・マルシック(1847-1924)に師事し、1894年に一等賞を得た。マルシックはジャック・ティボー(1880-1953)、ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)の師でもあった。フレッシュは演奏家とヴァイオリン教師として活躍、ブカレスト(1897-1902)、アムステルダム(1903-8)、フィラデルフィア(1924-28)、ベルリン高等音楽院(1929-34)で教えた。弟子にはイダ・ヘンデル、ジョセフ・ハッシド、シモン・ゴールドベルク、マックス・ロスタルらがいる。フレッシュは名声の高かったわりには録音が少なく、この2曲は彼の残した大曲の唯一のもので、59歳の時の録音だった。