78CDR-3273
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」作品42
エリーザベト・シューマン(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB9567/9
(1946年10月9日、1948年10月2日、1949年6月20日ロンドン、EMI アビー・ロード第3スタジオ録音)
エリーザベト・シューマン(1885-1952)はドイツの名ソプラノ歌手。1909年ハンブルグ歌劇場でデビューした。シューマンはオペラ、オペレッタ、宗教曲、リートと幅広いレートリーを誇り、1910年代の機械式録音時代からレコード録音で活躍した。この「女の愛と生涯」は最晩年の録音。1946年に始まった録音が完成したのが1949年であった。大歌手シューマンの自らの人生を省みるような、味わい深い歌唱をレコードに残した制作者の見識に敬意を抱く。ダイレクト・トランスファーの声楽曲は他にシューベルト:冬の旅(ソプラノ=ロッテ・レーマン)(78CDR-3048、3049)とシューベルト:美しき水車屋の娘(ソプラノ=ロッテ・レーマン)(78CDR-3079)が出ている。ピアノのジェラルド・ムーア(1899-1987)は伴奏者として高名だった。レコード録音は数多い。