78CDR-3234
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調作品115
チャールズ・ドゥレイパー(クラリネット)
レナー弦楽四重奏団
米 COLUMBIA 67613/7-D (英 COLUMBIA L2228/32と同一録音)
(1928年11月7&10日ロンドン録音)
レナー弦楽四重奏団は1918年ハンガリーのブダペストで結成された、全員がブダペスト音楽院出身。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成し、2年間田舎の村に籠もって練習を積んだ。1920年ウィーンにデビュー、そこに居合わせたラヴェル(1875-1937)が聴いて彼らをパリに招いた。パリ公演は大成功を収め、その後1922年にロンドン、1929年にアメリカにデビューした。クラリネットのチャールズ・ドゥレイパー(1869-1952)はイギリスのサマーセットシャー生まれ。ロイヤル・アカデミーやギルドホール音楽校の教授を務め、イギリスのクラリネット界の祖父として尊敬された。ブラームスがこの曲を捧げたミュールフェルトの伝統を継ぐ奏者と言われていた。このシリーズではレナーとドゥレイパーの組み合わせでモーツァルト:クラリネット五重奏曲(78CDR-3045)も出ている。