78CDR-3231
ベートーヴェン:
セレナーデ ニ長調作品25(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのための)
マルセル・モイーズ(フルート)
マルセル・ダリュー(ヴァイオリン)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
米 DECCA 25592/3(英 DECCA K582/3 と同一録音)
(1931年頃録音)
フルートのマルセル・モイーズ(1889-1984)はパリ音楽院でポール・タファネル(1844-1908)、フィリップ・ゴーベール(1879-1941)らに師事し1905年に一等賞を得た。1932年から1949年までパリ音楽院教授をつとめ、SP時代からレコード録音も多い。ヴァイオリンのマルセル・ダリューは1895年生まれ。パリの選りすぐりの音楽家を集めて組織されたストララム管弦楽団のコンサート・マスターとして活躍した。ストラヴィンスキーが自ら指揮した「兵士の物語」のSP録音にも参加していた。ピエール・パスキエはパスキエ三兄弟で組織した弦楽三重奏団のヴィオラ奏者で彼もまたストララム管弦楽団のメンバーだった。英デッカ・レーベルの黎明期の録音である。モイーズのフルートはドビュッシー: フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(78CDR-3064)がこのシリーズで出ている。