78CDR-3205
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調作品100
トッシャ・ザイデル(ヴァイオリン)
アーサー・レッサー(ピアノ)
米 COLUMBIA 67180/2-D
(1926年1月14-15日録音)
トッシャ・ザイデル(1899-1962)はオデッサ生まれのロシアのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事した。後にアメリカ国籍を得た。ジンバリスト(1889-1985)、エルマン(1891-1967)、ハイフェッツ(1899-1987)、ミルスタイン(1904-1992)等と共にヴァイオリンのロシア楽派を築いた。ザイデルはロマンティックな音色と自由なルバートで評判をとった。この録音はザイデルが27歳の時のものである。現在の演奏家からは聴けないロマンティックな味わいが満ちあふれた名演奏。ピアノのアーサー・レッサー(1894-1969)はドイツ系のアメリカのピアニスト。戦後日比谷公会堂でアメリカ駐留軍士官時代に軍服姿でショパンのピアノ協奏曲を日本交響楽団と演奏したこともあった。復刻には米 COLUMBIAのブルーシェラック盤を使用した。