78CDR-3186
J.S.バッハ=ブゾーニ編:
シャコンヌ
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV 1004)より
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
仏 PATHE PDT149/50
(1946年12月12日パリ録音)
イヴォンヌ・ロリオ(1924-)はパリ生まれのピアニスト、作曲家のオリヴィエ・メシアン(1908-1992)夫人。パリ音楽院でピアノをラザール・レヴィ(1882-1964)とマルセル・シャンピ(1891-1980)に、作曲をダリユス・ミヨー(1892-1974)に、アナリーゼ(楽曲分析)をオリヴィエ・メシアンに師事した。音楽院で7つの一等賞を得たという。後年メシアンの作品の紹介者として活躍するが、14歳でバッハの「平均律クラヴィーア」曲集、ベートーヴェンの32の「ピアノ・ソナタ」を暗譜で演奏したという神童だった。この「シャコンヌ」はロリオが22歳の時の録音で、彼女の初レコーディグと目される。ここでも楽譜の読みの深さを示す多くのパッセージが聴こえる。単に希少価値だけではない音楽的価値が多く含まれる新発掘レコード。