78CDR-3184
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品72「皇帝」
コンラート・ハンゼン(ピアノ)
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ劇場管弦楽団
独 TELEFUNKEN SK3203/7
(1941年6月20&22日ベルリン録音)
コンラート・ハンゼン(1906-2002)はドイツのピアニスト。ベルリン高等音楽院でエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)に師事し、後にフィッシャーの助手を務めるかたわらコンサートピアニストとして活躍した。SPレコードには1940年11月7日録音のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(メンゲルベルク指揮ベルリン・フィル)(Telefunken SK3092/5)とこのベートーヴェン:「皇帝」の2曲のみ。ドイツ帝国放送のライヴ録音のベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル/1943年10月31日収録)がずっと後にレコード化された。ハンゼンは第2次世界大戦後教育者として活躍し、デトモルト音楽アカデミーの創設に関わり、ヘレン版のベートーヴェン全集の校訂をした。東京藝術大学や上野学園大学で教えたこともある。指揮者のオイゲン・ヨッフム(1902-1987)はドイツの名指揮者。バッハからブルックナーまでのドイツ・オーストリア音楽を得意とし、レコードも多かった。