78CDR-3167
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15
シャイエ=リシェ四重奏団
セリニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)
マリー・テレーズ・イボ(ヴァイオリン)
マリー・テレーズ・シャイエ(ヴィオラ)
ジャクリーヌ・アイヨーム(チェロ)
仏 COLUMBIA LFX647/40
(1941年10月23日&1942年4月24日パリ録音)
ピアニストのセリニー・シャイエ=リシェ(1884-1973)はフランスのリール生まれのピアニスト。14歳(1898年)でパリ音楽院の一等賞を得た。1908年にヴァイオリニストのマルセル・シャイエと結婚。マルセル・シャイエはパリ音楽院のジュール・ブーシュリ(1872-1962)教授や名奏者ジャック・ティボー(1880-1953)と盟友だったが、1936年に惜しくも世を去った。セレニー・シャイエ=リシェは1926年ヴァイオリンのジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に出会い、1932年から1952年の間にベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲やJ.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ全曲の演奏会を開いた。シャイエ=リシェはまた女性メンバーのピアノ五重奏団を組織して話題を呼んだ。この録音はそのメンバーによるもので第2次大戦下のパリで録音された。マルグリット・ロンとジャック・ティボーによるフォーレ:ピアノ四重奏曲第2番(78CDR-3152)と対をなす名録音である。