78CDR-3159
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
エゴン・ペトリ(ピアノ)
米 COLUMBIA 69155/7-D (英 COLUMBIA LX699/71と同一録音)
(1937年12月8日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリーのブダペスト生まれの名ヴァイオリニスト。ヨーロッパで名声を確立した後、1940年アメリカに移住した。ピアノのエゴン・ペトリ(1881-1962)はドイツのハノーヴァー生まれ。最初はヴァイオリニストを志したが、大ピアニストのフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)に出会い弟子入りし、きびしい指導を得てピアニストに転向した。第2次世界大戦勃発を契機にアメリカに移住した。SPレコード時代に録音も多かった。このブラームスは二人の巨匠のヨーロッパ時代の最後の録音。演奏に大戦前夜の緊張感が感じられる。