78CDR-3153
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 GRAMMOPHON 69274/7
(1941年ドレスデン録音)
ドイツの名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)の壮年期の演奏で第2次世界大戦中の録音である。指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。戦中戦後を通じてドイツで活躍しレコード録音も多かった。だがファン・ケンペンは大戦中に祖国を離れ、敵国ドイツで活動したことをオランダ人は許さず、戦後ボイコット運動が起こり不遇のうちに世を去った。ケンプ=ケンペンのコンビによるSP録音はベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(78CDR-3112)、ピアノ協奏曲第4番(78CDR-1120)がこのシリーズで発売されている。