78CDR-3151
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調作品50
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
アルベルト・エレーデ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB6727
(1948年5月8日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
歌心にあふれたヴァイオリンの女神、デ・ヴィトー最高の名演。ジョコンダ・デ・ヴィトー(1907-1994)はイタリアのヴァイオリニスト。マルティナ・フランカに生まれ、ペザロ音楽院でレミー・プリンチーペ(1889-1977)に師事、1923年16歳でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いてローマにデビューした。1932年ウィーン国際ヴァイオリン・コンクールで一等賞を得た。1934年から1945年にローマ音楽院教授、1945年から1958年サンタ・チェチーリア音楽アカデミー教授を務めた。1945年第1回エディンバラ音楽祭に招かれ、これが縁でEMIの専属となり、SPレコード末期からLPレコード、初期のステレオLPに名演を残した。1962年に引退し1994年にローマで死去。享年87歳。このシリーズではJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番(78CDR-3019)、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(78CDR-3052)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-3113)、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3174)、ヴィターリ=レスピーギ編:シャコンヌ(78CDR-3241)が出ている。