78CDR-3150
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
アイヴァー・ニュートン(ピアノ)
英 DECCA K1842
(1947年6月14日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音)
現在も第一線で活躍するイダ・ヘンデルの21歳の録音。彼女は15歳で同じ「ツィゴイネルワイゼン」(英DECCA K940、ピアノ= アデーラ・コフスカ1940年8月9日録音)を弾いてレコードデビューした。イダ・ヘンデル(1924.12.15-)はポーランド生まれ。1935年ワルシャワ音楽院で金メダルとフーベルマン賞を得た。同年開かれたヴィエニャフスキ国際コンクールでジネット・ヌヴー(16歳)、ダヴィド・オイストラフ(27歳)に次いで第3位に入賞、その時10歳だった。その後カール・フレッシュ(1873-1944)に師事した。ヘンデル一家は1939年祖国ポーランドを離れロンドンに移住し、1940年に市民権を得た。その年英デッカと契約し初録音を行った。第2次世界大戦中であったにも関わらず50枚近い録音を行いデッカ社の看板アーティストになった。その後EMIに移籍し、一時レコード録音から遠ざかった時期があったが、ステレオ時代にEMIに復帰した。現在も積極的に演奏活動をしている。