78CDR-3111
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
(カデンツァ:J.ヨアヒム)
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
日COLUMBIA J8445/7 (英 COLUMBIA LX-386/8と同一録音)
(1934年10月8日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。1907年から1913年に英国に住みピアノのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その後ヨーロッパ大陸に戻り1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。第2次世界大戦前の1932年(昭和7年)と翌1933年(昭和8年)に来日した。その時日本コロムビアに録音もしている。このモーツァルトはシゲティの長い録音経歴で唯一のモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲。トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。シゲティとビーチャムの顔合わせはメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1124)で出ている。