78CDR-3088
プニャーニ:ラルゴ・エスプレッシーヴォ
クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット(プニーニのスタイルによる)
コレッリ:ラ・フォリア
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
サンフォード・シュルッセル(ピアノ)
日本コロムビア JW232&J7940
(原録音:米COLUMBIA 50235D,50161D)
(1929年ニューヨーク録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニアに生まれた。ヴァイオリンは4歳で、作曲を5歳で始めた。1888年7歳でウィーン音楽院に入学を許され、
1893年12歳で音楽院の最高栄誉賞メダルを得た。1894年パリ音楽院に入学、1899年までヴァイオリンをマルシック(1848-1924)、和声法と作曲をアンドレ・ゲダルジュ(1856-1926) 、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)、ジュール・マスネ(1842-1914)に師事し、1899年にヴァイオリンで一等賞を得た。1902年にベルリン・デビュー、1903年にはロンドンを訪問した。1910年にはピアニストのエドゥアール・リスレル(1873-1929)とベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を開いた。1917年には祖国のルーマニアの首都ブカレトにエネスコの名を冠したオーケストラを作った。1923年には初のアメリカ楽旅をし、その後生涯に14回この地を訪れた。第2次世界大戦中は祖国に留り、ヴァイオリン演奏、指揮、作曲と後進の指導にあたった。この録音は1929年にアメリカ訪問をした時にニューヨークのコロンビアで行ったものの2曲で録音時エネスコは48歳だった。このシリーズでショーソン:詩曲(78CDR-3018)、ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番(78CDR-3035)とクライスラー:プロヴァンスの朝の歌&ダンブロジオ:セレナード(78CDR-3066)が出ている。