78CDR-3083
ラヴェル:ソナチネ(1905)
ラヴェル:水の戯れ(1901)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1533/4
(1931年5月11日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
スイスに生まれたフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)
は1892年パリ音楽院のルイ・ディエメール(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積んだ。1896年一等賞を得て卒業。1897年バイロイトに赴き合唱指揮者となった。フランスに戻った後、1902年に「神々の黄昏」と「トリスタンとイゾルデ」のパリ初演を指揮した。同年ソプラノのフェリア・リトヴァンヌ(1863-1936)のピアノ伴奏者として初レコード録音を行った。このラヴェルのソナチネはコルトーが54歳の時の録音。録音時作曲者のラヴェル(1875-1937)は56歳だった。コルトーによるラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(78CDR-3032)がこのシリーズで出ている。