78CDR-3075
ラヴェル:
ピアノ協奏曲ト長調
亡き王女のためのパヴァーヌ
マルグリット・ロン(ピアノ)
モーリス・ラヴェル指揮 交響楽団(協奏曲)
フレイタス・ブランコ指揮 交響楽団(パヴァーヌ)
英 COLUMBIA LX194/6
(1932年4月パリ録音)
マルグリット・ロン(1874-1996) はフランスのニームに生まれた。17歳でパリ音楽院の一等賞を得た後、1893年19歳でコンサート・デビュー。1906年32歳でパリ音楽院の教授に就任した。この録音はロンが作曲者モーリス・ラヴェル(1875-1937)自身の指揮で録音した音楽史上の記念碑的レコード。この名曲演奏の原点である。録音時ロンは58歳、ラヴェルは57歳だった。ロンは1943年ヴァイオリニストのジャック・ティボー(1880-1954)と共に若い優秀な音楽家を発掘する国際音楽コンクールをパリに創設した。ロンの弟子にはサンソン・フランソワ(1924-1970)、イヴォンヌ・ルフェビュール(1898-1986)、リュセット・デカーヴ(1906-)、ジャン・ドワイアン(1907-1982)などLPの時代に活躍した人がいる。