78CDR-3072
ショパン:ワルツ集
アルフレッド・コルトー (ピアノ)
英HIS MASTER'S VOICE DB2311/6
(1934年6月19-20日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。1892年パリ音楽院のルイ・ディエメール(1843-1919)のクラスに入り、1896年一等賞を得て卒業した。1905年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とチェロのパブロ・カザルス(1876-1973)とピアニ・トリオを組んだ。1917年にパリ音楽院教授、1919年パリに音楽学校エコール・ノルマルを設立した。この「ワルツ集」はコルトーのショパン録音の中核をなすもので、「エチュード」作品25(78CDR-1061)と同時期に録音された。コルトーは録音時57歳だった。この時代のコルトーが弾いていたフランスのプレイエル社のピアノの絢爛たる音色がダイレクト・トランスファーで聴ける。