78CDR-3071
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
デプラーヌ=ナシェ編:イントラーダ
ジャック・ティボー (ヴァイリン)
R.オートマンス指揮 オーケストラ (バッハ)
P.アダミ (ピアノ)(デプラーヌ)
英HIS MASTER'S VOICE DB789/91
(1924年10月21,31,11月1日ヘイズ, スタジオ "A" 録音)
機械式録音盤。ジャック・ティボー (1880-1953)の残した数多いSPレコードの中の最高傑作。録音は1924年、ティボーが44歳の時のもの。1924年にはおそらく電気録音開発を知っていたであろうHMVが敢行した録音で、大ヴァイオリニスト、ティボーの気力漲るベスト・フォームが聴ける。これはSP時代からの稀少盤で、「珍品レコード」(グラモフィル社1940年刊、復刻版富士レコード社1972年刊)によれば、「我國に輸入された數は三組と言い、或いは五組と噂されてゐるが、その後歐州から直接求めた人士、おあるから實際は最少限度十組はあると想像される。久禮傳三氏の調べたところに依ると七八組所有者が判ってゐると云うことであるから、或いはもう少し多いかもしれない。」との記述がある。