78CDR-3067
機械式録音盤(電気録音以前)
①マルシック:スケルツァンド作品 6-2
②J.S.バッハ:ガヴォット-無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006 より
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ピアノ伴奏(1)
伊 FONOTIPIA 39087/39222
(1905年マルシック、1904年バッハ、パリ録音)
20世紀フランス最高のヴァイオリニスト、ジャック・ティボー(1880-1953)は1893年14歳でパリ音楽院にはいりマルシックに師事した。1897年一等賞を得た。卒業後生計を立てるためパリのカフェ・ルージュで演奏しているところを指揮者エドゥアール・コロンヌ(1838-1910)に見出され、コロンヌの主宰するオーケストラに入った。ある日急病のコンサート・マスターの代役を務めていたとき、サン=サーンスのオラトリオ「大洪水」の前奏曲のソロ・パートを弾き、聴衆から絶賛され、以降コロンヌのソリストとしてパリの楽壇の寵児となった。1903年にアメリカにデビュー世界的なヴァイオリニストとして名声を確立した。この録音は1904年のティボーの初レコードで、録音時ティボーは24歳だった。このシリーズでティボーはベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」(78CDR-3015)、ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-3044)、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(78CDR-1071)、モーツァルトヴァイオリン協奏曲第6番 K.268(78CDR-1080)、ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための複協奏曲(78CDR-1101)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 K.216(78CDR-1118)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 K.219(78CDR-3209)が出ている。