78CDR-3059
(注:古いレコードのため雑音大)
ベートーヴェン:
ロマンスヘ長調作品50 (3:02)
アルノルト・ロゼー(ヴァイオリン)
ピアノ伴奏
英 GRAMOPHONE 47975
(1909年ウィーン録音)
電気録音以前の機械式録音。アルノルト・ロゼー 1863-1946)はルーマニア生まれ。1874-7年にウィーン音楽院で学び、1881年ウィーン宮廷歌劇場オーケストラのコンサートマスターになり1938年までその地位にあった。また弦楽四重奏団も組織した。ロゼーはグスタフ・マーラー(1860-1911)の妹のユスティーヌと結婚した。1888年バイロイト・フェスティヴァル・オーケストラのコンサート・マスターになり、また宮廷歌劇場オーケストラはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団として演奏会を開くようになった。コンサート・マスターの傍ら1893年から1924年までウィーン音楽院で教鞭をとった。1938年にナチの迫害でロンドンに移住した。ロゼーはソリストとしてラッパ吹き込み時代にかなりのレコード録音をした。この録音はロゼーが45歳の時のもの。ここにもラッパ吹き込みならではの独特の弦の音が聴き取れる。ロゼーはこのシリーズでJ.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043(78CDR-1119)が出ている。