78CDR-3056
シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調作品41-1
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミユ・ドゥロベール(チェロ)
日本コロムビアJ7629/31(原録音:仏 COLUMBIA D15107/9)
(1928年10月3日録音)
フランスのカペー弦楽四重奏団は史上最高の弦楽四重奏団。1928年12月18日にリーダーのリュシアン・カペー(1876-1928)の死でその活動は終止符を打った。カペーはパリ音楽院でJ.-P.モーランに師事し1893年に一等賞を得た。その年に弦楽四重奏団を組織した。第1ヴァイオリンのカペー以外は何回か交代したが、1918年からは不動のメンバーであった。1920年頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会をパリで開いていた。カペー弦楽四重奏団は1928年6月にフランス・コロンビアに録音を始めた。その年の10月迄の5カ月に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲を録音した。10インチSP盤が7枚、12インチSP盤が44枚である。このシリーズでは、フランク:ピアノ五重奏曲(78CDR-3034)とベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番作品18-5(78CDR-3042)、ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番作品131(78CDR-1082)、ドビュッシー弦楽四重奏曲(78CDR--168)、ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」(78CDR-3194)が出ている。