78CDR-3048
(ロッテ・レーマンのアメリカ・コロンビア録音による)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」作品89 D.911より
①第1曲「おやすみ」
②第2曲「風見の旗」
③第3曲「凍った涙」
④第4曲「かじかみ」
⑤第6曲「あふれる涙」
⑥第7曲「川の上で」
⑦第8曲「鬼火」
⑧第10曲「休息」
⑨第11曲「春の夢」
⑩第12曲「孤独」
⑪第14曲「霜おく髪」
⑫第16曲「最後の希望」
⑬第24曲「辻音楽師」
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
米COLUMBIA 71174/6D, 17367/9D
(1941年3月14日&19日ニューヨーク録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツの名ソプラノ。1945年にアメリカ国籍を取得しカリフォルニアのサンタバーバラで晩年を過ごした。1910年ハンブルクのオペラで「ラインの黄金」のフライアでデビュー(22 歳)、以後ドイツ・オペラの最高のソプラノとして君臨した。またリートの分野でも活躍した。電気録音の初期に録音したシューマンの「女の愛と生涯」は広く聴かれた名演である。この「冬の旅」はアメリカのコロンビアに録音したもの。13曲を10インチ盤3枚、12インチ盤3枚に録音した。レーマンはソプラノでありながら低声域が豊かで、女声の「冬の旅」でもまったく違和感がない。声をはりあげて歌うのではなく、聴き手に語りかける歌い方が好ましい。レーマン53歳の録音。ダイレクト・トランスファーに声楽が初登場。歌詞はついていない。