78CDR-3031
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
(カデンツァ:G.エネスコ)
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
ジュール・ブーシュリ指揮
管弦楽団
仏 PATHE PAT127/9
(1937年6月3-4日パリ録音)
ドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はパリ音楽院の名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事したカイロに生まれたフランスの女流ヴァイオリニスト。1932年16歳でパリ音楽院の一等賞を得た。1936年にはピアノのマグダ・タリアフェロと録音したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(78CDR-1135)がディスク大賞を受賞した。ソリアーノはソリストとしての活動の傍ら、ブーシュリ教授の片腕として後進の指導にあたった。ソリアーノは2006年3月5日パリの病院で90歳の生涯を閉じた。この録音は師のブーシュリが愛弟子のために指揮棒を取った唯一の録音。ヴァイオリニストとしてのブーシュリは機械式録音時代に録音はあるが、電気録音になってからは録音をしなかった。ソリアーノは本シリーズでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 K.454(78CDR-3027)、ヴァイオリン・ソナタ第34番 K.378(78CDR-1047)、ヴァイオリン協奏曲第7番 K.271a(78CDR-1108)、ヴィヴァルディ=ダンドゥロー編:ヴァイオリン協奏曲作品3-9「調和の幻想」より(78CDR-1140)が出ている。