78CDR-3027
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
仏 PATHE PAT84/5
(1937年4月22日&5月11日パリ録音)
マグダ・タリアフェロ(1893-1986)はブラジル生まれのピアニスト。サンパウロ音楽院を経て1906年13歳でパリ音楽院に入り、 9カ月後に一等賞を得た。その後コルトー(1873-1962)に師事した。ソリストとしての活動だけでなくジャック・ティボー(1880-1953)、ジュール・ブーシュリ(1878-1962)、パブロ・カザルス(1876-1973)などの弦楽器奏者、エドゥアール・リスレル(1873-1929)、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)らとピアノ・デュオを組んだこともある。ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ(1916-)はエジプトのカイロ生まれ。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事した。ブーシュリのクラスは美人のヴァイオリニストを多く輩出している。ソリアーノは音楽院でブーシュリ教授の助手を務め、1958年に結婚しブーシュリ夫人となった。タリアフェロとは1934年に録音したフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番があり、1934年の第1回ディスク大賞をとった。78CDR-1027は英コロンビア盤だったが、今回はオリジナルの仏パテ盤を使用した。