78CDR-3007
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
サー・ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB2927/31
(1936年6月16,17,22日ロンドン, アビー・ロード第1スタジオ録音)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)はウィーン生まれの20世紀前半に活躍した大ヴァイオリニスト。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は電気録音初期の1926年に録音していてこの曲の決定盤と評価されていた。これはクライスラーが61歳の時の2回目の録音。ヴァイオリン・ソナタ全集と同一時期のもので、ここでも人生経験を積んだ音楽家だけが持つ演奏を繰り広げてきる。EMI録音の完成期の見事な音はSP時代の再生法では再生不可能だった。