78CDR-3006
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
イグナツ・フリートマン(ピアノ)
仏 Parlophone 59.532/5(英Columbia LX72/5 と同一演奏)
(1930年9月12日ウィーン,ミッテルラー・コンツェルトザール録音)
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランドの大ヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを学び、1892年10歳の時ベルリンに出てドイツの大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)の下で8ヵ月学び、師のヨアヒムの指揮でデビューした。その後ヨーロッパ各地で演奏し天才少年として名を高めた。名ソプラノ、アデリナ・パッティ(1843-1919)が彼の演奏を聴いて感心し、ウィーンで1895年に開かれた「パッティ告別演奏会」に招かれ演奏した。また同年ブラームスのヴァイオリン協奏曲を作曲家の前で弾いて驚かせたという逸話もある。フーベルマンは活動拠点をウィーンに置き、演奏会を開きながら子弟の育成をした。1935年にはパレスチナを訪問しドイツを追われたユダヤ系の音楽家のためにオーケストラを組織した。それが現在のイスラエル・フィルである。ピアノのイグナツ・フリートマン(1882-1948)はポーランドのピアニスト。